2014年6月13日金曜日

3DプリンターBonsai BS01を導入


引き続き3Dプリンターがマイブームなのですが、前回の3Dプリンター初体験のあとすぐに、3Dプリンターを導入してしまいました。

Bonsai BS01という3Dプリンターです。



BS01はクラウドファンディングサイトKibidangoで、目標額の200万の5倍に当たる1,000万円を達成して生まれた3Dプリンターです。

購入に至った経緯や、実際の使用感レビューなどを。
なぜBonsaiにしたか
海外では毎日の様に新たな3Dプリンターが発売され話題になっていますが、日本ではまだそれほど多くの国産プリンターが生まれていません。

海外製のものもリーズナブルで良いのですが、プリンターヘッドが稼働する性質の機械である以上、かつての2Dプリンターの様に遅かれ早かれ狂いが生じて精度が落ち、何れは故障もするでしょう。

購入して終わりではなく、長い期間サポートをしてもらいトラブルシューティングが出来る体制のある製品が選択の条件だった為、国産のプリンターまたは日本の代理店がバックアップしている製品に対象を絞りました。

その点Bonsaiは日本のコミュニティが非常に活発で、ユーザー同士が日々情報交換を行ってトラブルシューティングを行ったり、コミュニティにはメーカーの方も参加しており、集まった要望がメーカーの製品改善に繋がるというサイクルが既に出来上がっていました。

また、プリントの精度を向上するためのグレードアップパーツをサードパーティが作って販売しており、それに対するフィードバックがコミュニティ上で行われていたりする点も魅力です。




ネットで調べていて、BS01を実際に使っているレビューや作例を確認して、精度が非常に良い事が分かりました。また価格も10万円前後と相場と比較して手頃です。

何よりも筐体のデザインが非常に気に入っていて、巷の3Dプリンターは如何にも近未来的なデザインのものが多いのですが、その点BS01はナチュラルなルックスで家に置いてあってもそれほど違和感が出なそうな印象でした。(家にもよりますが)

またサイズも非常にコンパクトで、25cmx25cmx27.5cmの小型な筐体ながら、プリントできるサイズは15cmx13cmx10cmと、そこそこ大き目な立体物の造型が可能です。




これだけでも充分購入したくなる条件を揃えているのですが、でも実際に実物を見て購入したいもの。日本のメーカーに実機見学の問い合わせをした所、即日回答があり翌日には訪問して実機と実際にプリントしたものを見せてもらう事が出来、即日発注しました。
実際に使ってみて
これが実際に3Dプリントしているタイムラプス動画ですが、最初は上手くプリントできませんでした。使う素材によって適切な温度設定を行う必要があり、実際にちゃんと出力するにはそれなりに理解が必要です。



ベッドを素材に応じた適切な温度に設定し固着させないと、プリント中に造形物が剥がれてしまう事があります。これがその例↓



ノズルの温度設定と出力スピードが適切でなく、ボロボロになってしまった例↓



プリント中にPCがスリープしてプリントが止まってしまった例↓



と、こんな感じで最初は上手くいかなかったのですが、Bonsaiコミュニティの過去の書き込みやコミュニティの有志がまとめた、FAQドキュメント等を読むうちに徐々に理解が進み、すぐにこの程度のプリントが出来るようになりました。

iPod touchレンズマウント ver2
ある程度プリントも出来るようになったので、前回のiPod touchレンズマウントの新バージョンを作る事にしました。

前回のバージョンからの改善点としては
・電源を押せるようにする
・ディスプレイを見やすくにする
・レンズを外れにくくする
・かっこよくする

などなど。これらを踏まえて3Dモデルを作り直しました。

まずはスケッチ。


3Dモデリング

で、プリントしてみたのがこれですが、ちょっと失敗です。写真の左側を底面にプリントしていったのですが、最終的に輪っかのアーチを閉じる部分で何も無い空間に対してプリントしてるので、垂れてしまっています。



こういう構造を正しくプリントするために「サポート材」というものがあり、プリンタの設定で自動で付け加える事が出来ます。こちらがサポート材付きでプリントし直した結果。





今度は綺麗にプリントする事が出来ました。サポート材は指で簡単に取れるのでポキポキ取ってしまい、すこしヤスリで粗い部分を削って、iPod touchレンズマウントver2が完成。このマウントのプリントは大体1時間くらいでした。



今度は電源ボタンもちゃんと押せます。

3Dプリンターを導入してみて
前回、DMM.makeを使って3Dプリントをしてみたのですが、注文してから届くまで一週間くらいかかる為、繰り返し改善を行っていくようなサイクルではなかなか利用する事が難しいと感じました。その点、手元にあるプリンターでは1日の中でさえ何度も試行錯誤を加え、作品のバージョンアップをしていく事が出来ます。

一方でDMM.makeで出力されたも造型の精度は素晴らしく、また多様な素材から選ぶ事が出来ます。ある程度のプロトタイピングは手元の3Dプリンターで進めて、ある程度形になり本番(展示会とかプレゼントか)で精度の高いものが必要になった場合はDMM.makeにお願いする。と、自分はそんな棲み分けで使っていこうかと思います。